Diary

名残惜しい


8月も残り数日、朝夕は涼しささえ感じられるようになり、日中も気温も湿度も下がり過ごしやすくなりました。今日も陽は射したものの、夏の暑さというより秋を感じる暑さ、そんな中、5歳児と3歳児クラスが夏を惜しむかのようにプールで水遊びを楽しみました。台風も近づいているので今年度プールで水遊びが出来るのも恐らく今日が最後ということになるでしょう。東日本大震災の影響で今年は県内の海水浴場が海開きすら出来ず、海水浴を楽しむことが出来ない夏となりました。放射線の影響を鑑み、プール開きをするべきかどうか判断に悩むこともありましたが、海水浴に行けない子ども達にとって保育園のプールは少しだけ夏を楽しむことを提供することが出来たのではないかと、笑顔で水遊びに興ずる子ども達を見て今年度もプール開きが出来て良かったのではないかと思っています。まだプールに入れるような天気があるかもしれませんが、台風が来る前にプール納会を行い事故や怪我無く過ごせた事に感謝したいと思います。
 さて、誰が教えるわけでもないのに子ども達は自然の移り変わりに気付くようで3歳児クラスのMちゃんが今朝、東の空に出来た黒っぽい雲を指差し「園長先生、あの雲何だか黒いよ!」と話し掛けてくれました。そこで、「誰かが空で絵の具こぼしたんじゃない!?」と答えたのですが、「違うよ!」と一蹴されてしまいました。Mちゃんに限らず1、2歳児クラスの子ども達の言葉の発達に驚かされたり、嬉しくなったりさせられています。季節の移り変わり、時間の経過と共に子ども達が確実に成長している事を実感します。来月はおじいちゃんおばあちゃんとありがとうの会、10月には遊ぼう会などご家族の皆さんに子ども達の成長を感じていただける行事が予定されています。去り行く夏を惜しみながら秋を迎えたいと思います。
2011年08月29日(月) No.473 (園長日記)

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