Diary

オートマチック!?


 今朝2歳児クラスのK君が「昨日のペタペタやりたーい!」と教えてくれ、昨日の続きで野菜のハンコ遊びを楽しみました。野菜の種類は、オクラ、なす、ピーマンの3種類ですが、子ども達の手により出来上がる作品はどれも全て個性が出て素敵なものとなりました。子ども達同士「かわいい〜」「K君のぶどうみたい!」とお互いの出来上がったものを見せあい満足そうな姿が見られ、友達の存在に気付き、お互いを認め合う姿がとても微笑ましく思いました。そんな中、いつも元気印のS君がじっくりと椅子に座り、真剣な表情で野菜ハンコであそぶ姿が見られました。野菜ハンコであそび終わり、保育室を走る友達がいてもお構いなしといった様子でした。オクラのハンコを繋げて「おはな」と言ってみたり、色が混ざり合う様子を何度も確かめたりと凄い集中力でした。
私達はS君と一緒に遊んでいて、身体を動かす事が好きだと思っていましたが、絵の具やハンコ等であそぶ事も好きなのだというS君の一面を知ることが出来ました。S君に限らず、一人ひとりの子ども達がどんな事、物、が好きなのかを見つめ、過ごしていきたいと思いました。そして新たに発見した事や、子ども達が好きな事は、繰り返し楽しみ、遊びを通して伸ばしていけたらと思います。
ハンコ遊びを楽しみ、満足したS君が水道に行った時の事です。蛇口を捻らず、手を出して待っているのです!!S君の姿を見ていた保育士が口を揃えて「S君、この水道は待ってても出ないよ(自動じゃないよ)」と伝えました。今まで蛇口をひねり水を出していたS君が何故か今日は、自動だと思ってしまったようです。子ども達の考える事は、やっぱり面白いと思わされた出来事でした。自動ドアや蛇口をひねらなくても出る水道等がありますが、保育園で子ども達と過ごす時間は、実際に色々な経験をして楽しい、悔しい、悲しい、可笑しい、痛い等の感じる心を大切にし、毎日を過ごしていきたいと思います。
2011年08月24日(水) No.470 (保育日記)

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