Diary

再認識


誠に勝手ながら数日間のお休みの時間を頂き、仕事から少し離れることが出来ました。その間も保育園は当然休むことなく職員が交替で出勤し、子どもたちを受け入れ保育がなされました。働いてくれる職員がいるからこそ、自分が休めることを再認識することが出来、改めて職員に感謝です。本当ならばフランス人やドイツ人の様に仕事のことを忘れバカンスを楽しみたいところですが、時間的にも先立つものもなかなかそうもいかず、保育に関する本を数冊買い求め読書に専念することに。ところが、今度はあまりの暑さに読書に集中することもままならず・・・。読破するには通勤電車の中で睡魔と闘いながら数日かかりそうです。そんなだらしない生活を送っていたのに5歳児クラスのK君は僕は休み中、外国に行っていたと思っていたそうで今朝登園するなり「園長先生はどこか外国行ってたの?」と聞いて来るのです。勿論、K君がそう思ったと言うより、ご家族がそのようにK君に話したということが大きな一因だと思われますが。円高ドル安!!こんな時にアメリカにでも出掛けたら良いのでしょうが、保育園という施設の場合(性質上)長期の休みを取ることはなかなか難しいので海外旅行は無理でしょうね・・・。
 さて、今日は保育園の近くの大黒天の毎年恒例のお祭り。朝からお祭りの開催を知らせる花火が打ち上げられ、子どもたちはその音に「今日お祭りなんだよ」と興奮気味だったり「怖〜い」と半べそ状態だったり。そして丁度お昼寝が済む頃、暫く振りの強い地震の揺れで目が覚め、驚いて泣き出す子どもたち。そして、そのころ園の前が笛や太鼓などのお囃子で賑やかになり、眠れなくなった4・5歳児の子どもたちが二階から外を眺めると、今年も天狗がやって来ているのを発見!その途端、何人かの子どもたちの表情が豹変!終いには「怖い!」と言って職員室に避難して来る始末。花火で泣き、暫く振りの強い地震で泣き、天狗で泣き・・・。昔、怖いものと言えば「地震・雷・火事・親父」でしたが、今、保育園の子どもたちが怖いものは「花火・先生・天狗・地震!?」といった感じでしょうか。
 ところで、昨年度末、保育園を退職したT先生が久しぶりに保育園に遊び(ボランティア)に来てくれて子どもたちと過ごしてくれました。数ヶ月前まで一緒に働いていたこともあり全く違和感もなく子どもたちと関わり、お昼寝の際に子どもたちを寝かせる様子も至って自然でした。そして、第一光の子保育園に籍を残し、別な園にて仕事をしてくれているT先生、M先生にも感謝しなければならないことを再確認させられた一日となりました。
2011年08月19日(金) No.467 (園長日記)

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