Diary

元気かな〜?


 昨日の出来事です。戸外で遊んでいる時に7月をもって退園した4歳児のM君の事をふと思い出したT君が「Mくん元気かな〜?」と友達同士話しながら、虫探しをしていました。きっとT君は以前、M君と一緒に虫探しをして遊んだ事が楽しい思い出として心の中にずっと残っていて、虫探しをしていた時に、思わずM君の事を思い出したのでしょう。実際、M君が退園してからまだ6日しか経っていませんが、T君にとっては、もう何日も会っていないような感覚になり、M君に会いたくなった様にも思えました。それだけ、T君にとってM君と遊んだ思い出が楽しかったという事も、T君の一言から感じ取る事が出来ました。
 先日、M君が退園する日、お迎えに来て下さったT君のお母様は家でもT君はM君が退園してしまう事を話していたという事を伺いました。普段はあまり園での出来事を自分から話さないT君が「T、涙出てきそう」とお母様に話したというのです。T君の姿から日々の遊びや生活を通して、楽しい経験や友達の優しさに触れ、T君の心の成長を感じる事が出来、とても嬉しく思いました。
 さて夏の時期は、水や石等の自然物、また、カブトムシやクワガタ虫等の生き物との触れ合いも大切にしながら過ごしています。生き物を通して色々な事を感じてくれたら良いと思っています。
しかし、こうして私達が戸外で遊ぶ事が出来ている中でも、放射線の影響により今まで当たり前に出来ていた戸外遊びが出来ない子ども達と、日々苦悩しながら保育をなさっている保育士の方々がいます。そんな子ども達、保育者の事を覚え、祈りながら、小さな事でも自分達に出来る事を考え実行しながら過ごしていきたいと思います。
2011年08月04日(木) No.457 (保育日記)

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