Diary

お休みの子が多いと


全国的に流行っている『手足口病』。多聞にもれず保育園でも感染が広がり、今日は手足口病が原因で欠席する子どもが20名を越えました。そんなこともあり欠席したが多いクラスでは子ども達はいつも以上に先生に甘えて過ごすことができていたように感じました。お休みの子ども達が多いと子ども達も職員も給食の盛り付け量がいつもに増しています。遅くまで保育をしている先生達にとってこれは嬉しい事でしょうね。ところで、北欧の様に福祉がしっかりしている国の保育園や幼稚園では子どもの人数に対し、日本では考えられないほど贅沢と思えるような保育士の配置がされているようです。日本も欠席する子どもの人数如何に関わらず、子ども達が先生との満ち足りた関わりができるような(今できていないという意味ではなく)保育士の配置ができるようになると良いのですが・・・。勿論、今休んでいる子ども達が元気になって登園しても、一人ひとりがこれまで通り満ち足りた関わりができる様に祈るものです。
 さて、今日も保育園では様々な子ども達の姿が見られましたが、その中でも4歳時のM君が「園長先生、M、明日で保育園終りなんだよ」と僕に合う度に話してくる姿・言葉に心を打たれました。このM君の言葉の裏には「園長先生Mのこと忘れないでね」とか「もっとみんなと一緒にいたい」とか「引っ越し先でお友達できるかなあ?」とかいうM君の言葉としては現れない葛藤とメッセージが込められているように思えて仕方がなく複雑な気持ちでした。その他にも5歳児のY君が給食の時間、ある事をきっかけにへそを曲げてしまったため、担任のM先生があの手この手でなだめている姿も印象的でした。
明日は特にM君の言葉にできない気持ちをしっかりと読み取り(受け止め)思い残す事のないような関わりをしたいと思います。
2011年07月28日(木) No.451 (園長日記)

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