Diary

東北の夏


7月16日17日の二日間、仙台市中心部を会場に東北6県の代表的な夏の祭が一堂に会して行われた六魂祭、多くの問題や課題を残したようですが、全国各地から大勢の方が仙台を訪れ東北の祭を楽しむと共に、それぞれの祭が震災からの復興のために多くのエネルギーを与えてくれたようです。毎日利用する仙台駅二階には昨日の夜にはなかった大きな七夕飾りが今日の朝には飾られていました。毎年飾られる七夕飾りですが、今年の飾りを目にした時、地震があった仙台にも今年も変わらず夏が訪れたことを実感しました。
7月も残り数日。8月に入ると東北の夏祭り本番が訪れます。全国各地で行われる多くの祭には悲しみから立ち直ろうとすることや鎮魂といった起源があると聞きます。震災後まだまだ祭を楽しむ気分にさえなれない方も多いことと思います。ここ数日スコールのように降る雨が被災された方や被災地の悲しみや苦しみを洗い流してくれることはありません。しかし各地で行われる祭では人が人に笑顔や勇気を与えてくれることもあるでしょう。宗教や文化を越え、多くの被災者の方々、被災されなくとも心を痛めておられる方々が勇気付けられ復興への力が与えられることを願いたいと思います。
来週は塩釜や多賀城や利府、そして津波被害を受けた気仙沼地区の幼稚園を尋ねて来る予定もあります。被災地の実態を自分の目で確かめて、何が必要なのか考えてきたいと思います。
2011年07月27日(水) No.450 (園長日記)

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