Diary

本当は素直!?


毎朝、保育園の入り口に立ち子ども達の迎え入れをしていると、その日の朝の子ども達の機嫌や髪を切ったとか新しい靴を履いてきたといった変化に気付きます。今朝も僕が出勤するとAちゃんが門の所で送ってくれたお家の方となかなかバイバイが出来ず大泣きをしていました。そうかと思えば、新しい靴(サンダル)を履いてきた喜びや嬉しさを直ぐに伝えたくて「えんちょうせんせい○○買ってもらったんだよ」と教えてくれたり、言葉で表さなくても気付いて欲しくてさりげなくアピールしたりする子ども達の姿が見られます。そんな朝の子ども達の様子を見ているのは僕だけではなく、毎日ほぼ同じ時間に保育園の前を通り学校に通っている高校生達も子ども達の様子を見て「かわいい」とか「なんで泣いてるんだろうね?」なんて会話をしながら歩いています。今朝もその様な高校生の中に一見どう見ても子ども達を見ても興味を示しそうには見えない腰パン姿の男子高校生達がいました。その男子高校生達に二階ホールの窓から何人かの子ども達が手を振りながら何かを話し掛けた様なのです。するとどうでしょう、その男子生徒達が「かっわいい〜!」と言いながらしばらく二階の子ども達の方を見ながら歩いて行くではありませんか!!僕はその姿に嬉しくなり、一人ニヤニヤしてしまいました。きっと学校ではこんな姿を見せることはないと思いますが、反抗期だったり、つっぱってみたい時期の彼らも実はとても素直な事を実感しました。思えば自分が学生時代も同じような時代がありましたし、そんな時期を過ごすのも成長過程なのだと思います。そんな彼らが保育者になりたいと思ってくれたり、よき父になってくれたりしたならば嬉しいのですが…。
 さて、今日は3歳児クラスのO君のお誕生会でお母様がいらしてくださいました。そのO君のお母さん。今日の給食のメニューであるレバーが苦手らしく先日のカツオがダメのI君のお父さん同様どうなるか心配だったのですが「この味付けなら大丈夫です」とおっしゃって食べてくださっていました。職員の中にもレバー嫌いが結構いますが、みんなO君のお母さんの様にはいかないようです。
2011年07月15日(金) No.442 (園長日記)

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