Diary
いたずら
梅雨開けし、毎日暑い日が続いています。その小さな身体の何処から力が溢れてくるのかと思う程ですが、熱中症等にならない様に留意しながら日々を過ごしています。
さて、今朝2歳児のSちゃんとS君が戸外で遊び始めようとした時、保育室の前で何やらひそひそしながらとても楽しそうにしている姿がありました。何をしているのかと思い、見ていると、職員の靴を履いて二人顔を見合わせてとても嬉しそうに笑っているのです。本来であれば、つまずいて転んだりしては危ない事など危険が予想されるので、直ぐにやめるように声を掛ければ良いのかもしれませが、子ども達の行動を少し見守ってみる事にしました。勿論とても危険な事をしている場合は直ぐに声を掛けますし、「ダメ」と言うのも簡単ですが、それ以上に、子ども達が何故そのような行動をしているのか考える事の方が大切な事の様に思ったからです。きっと子ども達は自分の靴よりはるかに大きい靴を履けた満足感と、靴の中で自由に動く足の感覚を楽しんでいる様に思いました。私達大人も、誰にでも小さい頃があり一つや二ついたずらをした経験があるのではないでしょうか。私も障子紙に穴を開けたり、コップに牛乳を溢れる程注いだりする子どもだったという話を、父や母から聞かされた事を思い出します。しかしそんな時、直ぐにダメ等と制止の言葉ばかりを言われていたとしたら、子どもは、失敗したら困るとか失敗しないようにとする事ばかりに気を取られ、子ども達自信が持っているやってみようと挑戦する気持ちが育たないのではと思うのです。そして、子ども達が成長する為に、時には痛い経験等をし、自分の身体で感じる事が必要なのだと思います。私達も子ども達のちょっとしたいたずらを、見守る事の出来る心の余裕を持ちたいものです。
2011年07月12日(火)
No.438
(保育日記)
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