Diary

おんぶするの〜


 子ども達は毎朝笑顔だったり泣き顔だったり色々な気持ちを持って登園します。今朝の、一歳児クラスでの出来事です。朝は、0歳児と1歳児が同じ保育室で、異年齢同士交わりながら過ごしていますが、1歳と言えど自分より小さい0歳児の友達の頭を撫でてくれたり、ボールを転がし遊び相手になってくれたりと微笑ましい姿や優しい表情に私達も心があたたかくなりました。その中で、保育室でお座りをして遊んでいた0歳児のNくんに1歳児のTくんが後ろから来て背中に手を当てようとしたので、倒してしまっては危険だと思い、担当していた保育者は「危ないよ」と言おうと思ったその瞬間・・!! Tくんが「おんぶするの〜」と笑顔で教えてくれました。そうです。友達を押そうとしたのではなく、おんぶして関わりたかったのだというT君の気持ちに気付きました。(実際1歳児の子どもが0歳児の友達におんぶするという事は不可能ですが、友達と関わって遊びたいというT君の気持ちだと思いました。)
そして、私達保育者は、危険を事前に回避しようと思う気持ちだけが先に出てしまい、押してしまうのではないかと思ってしまった自分たちの事を反省しました。これからも子ども達の姿を見て危ないから等という気持ちだけが先に出て、子ども達のその時の気持ちを理解しないで、声を掛けてしまう事がない様に過ごしていきたいと思わされた出来事でした。
その後T君は私の所にきて「(今度はTくんが)おんぶするの〜!!(おんぶしてほしいの)」と教えてくれました。今日のT君の本当の気持ちを誤解してしまいごめんね。そんな気持ちを込め、思い切りおんぶしました。
2011年07月07日(木) No.434 (保育日記)

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