Diary

忍者の修行と称して


今日は入梅したとは思えないほどの晴天で気温も上昇し、夏本番を思わせる一日となりましたが、風が吹いていた事が救いだった気がします。最近、虫探しに夢中になっている5歳児の男の子たちにとっては今日のような天気は雨よりずっと嬉しい様です。今日も朝から砂場で使うカップや鍋を手に園庭のあちこちからだんご虫や子どもたちの間での通称ふんころがしを見付け「園長せんせい見て、ほら、だんご虫見つけたよ!」とか「ほかの虫いるところ教えて」と目を輝かせています。そこで「じゃあ、忍者のようにならないと行けない狭いところに行く?そこなら多分いると思うんだけど・・・!?」と話すと、K君、H君、R君たちは「えっ!どこ?どこ?」と、すでにやる気満々。実は保育園と隣りの家の間に生えた草が随分伸びてきていたので何とかして草取りをしなければと思っていたものの大人が入って行くには少々無理があり、どうしようかと悩んでいたのです。そこで、子どもたちの力を借りながら、しかも願いを叶えてあげる代わりに草も抜いてもらう忍者の修行様という方法が閃きました。園長のそんな悪巧みを知らない子どもたちは、「忍者の修行」と称する魅力的な罠にはまり!?フェンス沿いの細〜い敷地に入って行き、草を抜きながら虫探しをはじめました。するとどうでしょう。暫くするとH君が「やった〜!カマキリ見つけた」と言ってまだ1cm位の小さなカマキリを捕まえ鼻の穴を大きくして満足げ!一緒に修行に行った他のニ人は「良いなあ!H君どこにいたの・・・?」と羨ましそう。狭い保育園ということもありカマキリを見つけたという情報は5歳児の間に直ぐに広まり、そんな情報を聞きつけたY君までも修行に参加してくれました。狭い修行場での虫探しはそこそこにし、その後は年齢、性別に関わらず、色々なクラスの子どもたちが入り乱れ、職員室へ上る階段の下やあちこちでナメクジやムカデ、だんご虫を捕まえていました。虫たちに取っては受難の日だったでしょうが、明日からはお天気が崩れそうな予報。そうなると虫たちも暫くは平穏で安心した生活が過ごせることでしょう。でも、虫たち同様、草も伸びるのです・・・。(>_<)お天気になったらまた子どもたちの力を借りなくては!
2011年06月22日(水) No.421 (園長日記)

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