Diary

う〜ん・・・。


今日は白石市いきいきプラザを会場に仙南の2市7町の保育所(園)長研修が開催されました。講師には法政大学教授であり、認定NPO法人原子力資料情報室、共同代表の山口幸夫氏をお招きし「放射能について」のテーマの下、原発事故以降、各保育所で悩んでいる事や現在抱えている質問にお応え頂きながら専門家としての立場からお話しをして頂きました。その講演で先生がおっしゃっていた事は「国の基準は極めて甘い」「水を貯め置きしないプールでの水遊びは問題ない」「ワカメや昆布を摂ることは良い」「出来るだけ地場の野菜などは食べない」「出来るだけ放射線に気をつけて生活をする」ということでした(勿論、単純にこれだけではありませんでしたが)。確かに原発事故後、危険とされていた基準値が急に変わるなど国の発表を不信に思われた方も多いと思いますが、先生の講演内容は、数日前、医者の立場から「大丈夫」と言ってもらったことと見解が違った部分もあり、そうなると今後いったいどのような保育をすべきか考えてしまうような事も多かった気がします。そして、講演の結論として「とにかく各園でそれぞれ判断すること」でした。正直これでは明確な答えが見えず不完全なまま。もう少し自分でしっかりと勉強を重ねなければならないと思っています。そのためには時間が必要ですが仕事の要領の悪い僕には一日24時間では全く足りない。少なくとも一日30時間は必要になるでしょう(-_-;) 原発事故以降テレビに出てくる専門家やコメンテーターの意見もまちまちで情報が錯綜し、それに伴い、放射線に対して素人である我々は混乱しているのだと思います。国の基準と放射能の専門家の基準(意見)の違い、そして医者の見解の違いに暫く悩む毎日となりそうです。
2011年06月21日(火) No.420 (園長日記)

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