保育日記

考える事　考える人

　毎日泣いたり笑ったり、ぐっすり眠ったり、美味しそうにミルクを飲んだりする姿を見ていると一緒に過ごしている私達まで幸せな気持ちにしてくれる０歳児。しかし今日は体調を崩し、お休みしているお子さんが多かった為、０歳児は少人数で子ども達一人ひとりと関わりながらゆったりと過ごしました。美味しい給食を食べ、ぐっすり眠った後に、広いホールで遊んでいる時の事です。ホールの床より少し高くなっているステージに興味をもったＲちゃんが、ハイハイしながら、じっとステージを見つめ、自分の力で登る事が出来ました。小さな身体に秘められた沢山の力を使い登ろうとする姿に、力強さをも感じました。暫くステージをハイハイしながら行ったり来たり遊んだ後、ステージから降りようとＲちゃんは又考えます。くるっと後ろを向き、足から降りる事を考え、実行しました。どうやったらこの高い所から降りる事が出来るかと０歳児は0歳児なりに考え、遊んでいる姿を目の前で見る事が出来ました。私達も、子どもたちと一緒に遊び過ごす時に、直ぐ手を貸すのではなく、時には見守り、励ましながら、子ども達が出来た時は一緒に喜ぶ事が出来る保育士でありたいと思います。

余談になりますが、数日前の園長日記でＹ君の微笑ましいエピソードが書いてありましたが、私は今日Ｙ君がいる５歳児クラスの当番（遅番）だった為ホームページの内容をＹ君に聞きながら話していると、相手が誰なのかは秘密の様で最後まで教えてくれませんでしたが、先日桜の花びらを一枚ずつ取りやっていたのは「婚活花占い」と言うそうです。そんな言葉何処で覚えるのか、そして余りに現実的ではっきりとした答えが返ってきた為、思わず笑ってしまいました。その後も遊んでいるとＹ君は「また　きみ～に　こいしてる・・・」と５歳児とは思えない姿で歌っていました。Ｙ君、間違いなくいい恋してます！！

2011年04月22日（金） No.373 (保育日記)