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時代の流れでしょうか?
最近(近年)子どもたちが物を大切にしなくなったように感じます。その原因の一つには世の中が豊かになり、物が溢れ、欲しいものをすぐに手に入れられるようになった事、何不自由なく過ごせるようになったことが挙げられるのではないでしょうか。様々なものがたった百円で買えるお店ができ安いから壊れたら捨てて買えばいいという使い捨ての習慣を生み、それが当たり前となった事もあるような気がします。僕は良いものを大事に長く使うドイツ人のような考え方が大好き。少々値の張るものだからこそ大切に使おうとする。そして壊れた時も直して使おうという気持ちになるような気がするのです。また、日本においても江戸時代の生活は、今でいうリサイクル社会でした。ごみを減らすためにリサイクルをするのではなく、「ものを大切に最後まで使いつくす」という考え方が、自然にリサイクル社会を生み出していったのです。使い捨て文化と呼ばれる現代の日本に生きる私たちにとって、江戸時代のものを使いつくすという考え方は多くの見習うべき点が多いかもしれません。鍋が壊れれば鋳掛屋(いかけや)が修理をするのは当たり前だった時代に逆戻りする事はできないでしょう。であれば、子どもたちにはできるだけ本物を与え、大事に使う事や物があることは当たり前ではないことを伝えたい。物質的な豊かさが必ず心の豊かさと比例しないことを貧しいといわれる国から教えられる事もあります。奢ることなく謙虚さを失わず過ごすことと、想像・創造するができる子どもたちを育てていきたいものです
2011年04月21日(木)
No.372
(園長日記)
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