Diary

電気復旧、通電しましたが


漸く保育園も電気が復旧しました。通電した時に火事になる事を防ぐために落としていたブレーカーを上げるために出勤しました。幸い火が出る事もなく電気の復旧の確認が出来たので様々なことが復旧し保育園再開に近づくと良いのですが。ただ、一番の問題は園舎が本当に今後の余震に耐えうることが出来るかどうかということです。見た目は大丈夫であっても如何せん古い建物です。電気と水道が復旧したからといって安易に保育再開し取り返しのつかないことのないようにしっかりとした判断をしたいと思っていますので今しばらく家庭保育のご協力をお願いいたします。なお、卒園式は26日(土)を予定しています。

 さて、今日は保育園に自転車で出勤しました。車は満タンではありませんが十分燃料は残っているものの緊急事態に備えガソリンを温存し、朝の寒さ、強い向かい風、スギ花粉に悩まされながらも仙台中心部から大河原まで片道35kmを約2時間で行く事が出来ました。その道すがら県外ナンバー(富山、広島、静岡など)の消防車、救急車、特殊車両とすれ違いました。そして沿道の電柱に貼られた「支援ありがとう」の文字!その支援のために遠路はるばる来てくれた車両、段ボールに書かれた文字を間近で目にし涙が溢れてしまいました。自転車で行ったからこそ気付く事ができたことであり、普段気付かずに過ごしてしまっている事が沢山ある事を再認識させられました。多くの方々が地震で被害にあった方々を何とかして助けようとして下さっています。殺伐とした世にあってもコンビニが荒らされたり暴動が起きたりしない日本。そんな国を誇りにし皆で復興に向けて歩みたいものです。停電中に届いていたMailの中にはキリスト教保育連盟本部やキリスト教保育連盟東北部会部会長からのMailがありました。ある保育園では園児の安否が不明だそうです。私たちの園の職員の中にも津波で家が被害を受けた者がいます。仙台空港の近くに住んでいる僕の友人とも未だ連絡が取れていません。無事である事を願うと共に、簡単な事ではありませんが被災された方々の心が一日も早く癒される日が来るように祈ります。
※なんとC先生までも仙台の南部から自転車で来てくれました。「大変だから止めた方がいい」といったのですが…。僕から遅れる事30分して到着したC先生はこの世の終りといった表情でした。また帰路は順調だったのですが途中から吹雪!!地獄のようでした。
2011年03月17日(木) No.343 (園長日記)

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