Diary

金づちを手に…


来週末に保育園を卒園する5歳児クラスの子どもたちは就学を前に小学校入学後の生活リズムを鑑み、昼食後のお昼寝の時間を取らないようにしています。勿論、体力的にもお昼寝をしなくても十分な体力が付いたという判断もあるのですが、子どもたちはお昼寝をすることなく過ごせることが嬉しいようで、今日の昼食後には5歳児の保育室から、子どもたちが卒園記念として保育園に残す“クラスのネームプレート”を作るための釘打ちのする音が響いてきました。家庭で釘を打つ、ましてや金づちを握る事など殆どないであろう子どもたちは、時に自分の指を誤って叩きながら一生懸命に作業をしていました。それでも、これまでの保育園生活の中で花壇の柵作りをしたり、織り機を使ってポシェットを作ったりしていた経験が今日のネームプレート作りにも生かされていたようです。5歳児は一日一日保育園での生活が少なくなり感傷的になるかと思いきや僕は子どもたちからはそんな様子を感じられません。しかし、毎日一緒に過ごしている担任はやはり僕とは感じ方が違い、掲示板に書いているクラスの様子から卒園させる喜びや寂しさが伝わってきます。午睡中にしていたであろう事務的なこともせず頑張っているM先生をはじめ、職員みんなで5歳児の子どもたちの卒園を祝い、在園時が喜んで進級できるようにしたいと切に思います。さて、自分には何ができるのか・・・。
2011年03月10日(木) No.338 (園長日記)

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