Diary

ごめんねが言えなくて


 最近は暖かくなり春が近づいてきた事を嬉しく思っていると急に寒くなり、一日の中でも気温の差があり体調を崩しやすくなっております。進級や入学前に残りの日々も、子ども達が嬉しい思い出楽しい思い出を沢山作って過ごす事が出来るように、体調を崩しません様お気を付け下さい。
 今朝、雪が舞い散る中遊んでいると、こんな事がありました。3歳児クラスのMちゃんが突然Sちゃんの所に走ってきて、顔を覗きこみ「Sちゃんごめんね」と言うのです。Sちゃんは笑顔で遊んでいたので、どうしたのかと思い聞いてみると、昨日戸外でMちゃんが遊んでいた手押し車がSちゃんの足にぶつかってしまい、すぐに仲直りが出来なかったから朝一番で「おはよう」の代わりに「ごめんね」と出てしまった様です。昨日すぐにごめんねが言えなくてMちゃんはずっと心の中に何かモヤモヤしたものを残したまま家に帰ったのかもしれません。そう考えたら「ごめんね」を言うのは随分遅くなってしまったものの、これからも大切な友だちと仲良く遊びたいと思うからこその「ごめんね」だったのだと思ったら何だかとても愛おしく思いました。子ども達は、保育園という環境で友達、保育者、栄養士、調理師・・・沢山の人との出会いがあり、その中で色々な思いをし、経験して少しずつ大きくなります。決して心の中までは見えませんが、この一年間で子ども達は心の成長もしている事を垣間見る事が出来た時間でした。私達大人でも「ありがとう」や「ごめんね」等言える様でなかなか素直に言えない時もあるものです。しかし今朝のMちゃんとSちゃんのやり取りを見ていて、やはり大切な言葉はしっかり伝えるべきだという事を改めて子ども達から教えてもらった様に思います。
 今日は5歳児の卒園礼拝があり、第二光の子保育園の5歳児の子ども達も来て礼拝堂で一緒に礼拝を守りました。その後、サッカーをしたり一緒に給食を食べたりと、数時間でしたが楽しく過ごし、第二の子ども達が帰る頃には「また(小学校で)一緒に遊ぼうね」と名残惜しそうな表情が印象的です。5歳児はあと数日で卒園を迎えます。残りの日々も、友達と一緒に楽しい思い出を沢山作って過ごしてほしいと思います。
 
2011年03月04日(金) No.334 (保育日記)

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