Diary

嬉しい保育参観


昨日の夕方、職員室のゴミを捨てにゴミ置き場に行く時、3歳児クラスのT君がお迎えにきてくれたお母さんを前に、何やらぐずっているのです。「T君どうしたの?」と声を掛けたところ、どうやら保育参観にお母さんがきてくれることが待ちきれず、ぐずって帰りたがらないでいたようなのです。そこで、「T君、あと3回寝たらTくんのお母さんが来てくれるから、今日もお家に帰って早く寝るとお母さんが来てくれる日になるよ」と話すとそれまでの様子から一転、帰る気持ちにモードが切り替わってくれたらしく、降園と相成りました。また、昨日の午前中、2歳児クラスの子どもたちが保育参観を終え、給食を食べずに降園準備を始めると、お隣の3歳児クラスのT君が給食のカレーうどんを食べずに、自分もお母さんと妹と一緒に帰りたいと言い出しました。“花より団子”ならぬ“カレーうどんよりママ”そんな感じ!!両T君たちにとって、お母さん達はやっぱり特別なのでしょう。保育参観をこれから迎える子どもにとっては待ちきれない。反対に終わってしまったクラスの子どもたちにとっては今日も一緒にいて欲しいと言う思いがあるようで、2歳児のK君は今朝、何だかいつもと違った様子で登園してきました。本当に子どもの反応・表現は明快です。
 そういえば、2月1日の朝だったかと記憶していますが、その日の朝、珍しく4歳児のS君がお母さんがS君を保育室に送り、出勤する際「ママ待って、抱っこしてから」と泣き出しそうになりました。その声に「どうしたの?もう!男の子なんだから!」なんて言いながらお母さんがS君を抱っこしに戻って来て下さり「ほら、じゃあ抱っこしてあげるから」とS君を抱きしめてくれました。それでS君も納得(安心)できたようで笑顔が見られました。そんなやり取りを見ていた僕と朝晩担当だったY先生にS君のお母さんが「困ったもんですねえ」と照れた様子で話されました。すると保育者であり二児の母であるY先生が「お母さん、大丈夫ですよ、家の息子も未だに甘えますよ。男の子はずっとこんな感じですから!」と声を掛けてくれました。その声掛けに安心なさったのか「そうですか(^^)/!!」と笑顔でお出掛けなさいました。男性はずっとマザコンという事は案外本当なのかと思います。
2011年02月16日(水) No.323 (園長日記)

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