Diary

いつかきっと・・・


 今日は新しい年になって初めてのハープコンサートが教会にて行われました。戸外では時折強い風が吹き寒い日でしたが、室内には綺麗なハープの音色や子ども達の元気な歌声が響き渡り、心が温かくなるような素敵な時間を子ども達と一緒に過ごす事が出来ました。1月という事で「ゆき」「ペンギンちゃん」「北風小僧の寒太郎」「どうぶつ」等の歌や讃美歌を演奏して下さり、ハープの音色に興味深く聴き入ったり身体を揺らしたりしている子ども達でした。何曲か演奏して下さった中に「早春賦(そうしゅんふ)」という曲がありましたが、春の訪れを鴬が知らせてくれ、春が近付いている事を知るという曲だそうです。ハープ奏者石塚さんに「鴬は何て鳴くの?」と聞かれると子ども達は「ホ・ホ・ホ・ホ」や「ウーウーウー」「ホーホケキョ」等様々な声が聞かれました。色々な話をお聞きし、鴬の鳴き声をイメージしてから実際に「早春賦」を聞いてみるとにハープの音色が本当に鴬の鳴き声に聴こえてきたのでとても不思議でした。ハープという楽器一つでも演奏して下さる曲、聞く人の気持ちによって色々な情景が思い浮かべる事が出来る不思議を実感しました。
ハープコンサートが終わりに近付いてきた頃、ハープを演奏する石塚さんを見つめながら、3歳児のSちゃんが「ハープ欲しいな〜」Y君は「ハープ、買おっかな〜」と面白い一言を呟いていました。楽器は思いつきで直ぐに買うものでも、買えるものでもありませんが、そこには子どもの夢が沢山詰まった一言の様に思えて、とても微笑ましかったです。そして毎月、素敵な演奏を聞かせて下さっている事が「自分もハープを弾いてみたい」という夢となり子ども達の言葉になり表現されたのかと思いました。子ども達が成長した時に、誰かがハープコンサートを思い出してくれて、ハープでなくとも楽器や歌う事に興味を持ったりしてくれる日が来るように、今はそのきっかけ作りができれば良いと思います。












2011年01月28日(金) No.312 (保育日記)

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