Diary

嬉しい一言


今朝0歳児のMちゃんを送ってきて下さったお父さんが保育室に向かうために階段を上って行くとき、5歳児のH君がとても大きな声で、しかもとても自然に「Mちゃんおはよう!きょうもいっしょにあそぼうか?ゆうがた!」と話し掛けているのです。その声を聞き階段を急ぎ足で上っていたお父さんの足がゆっくりになりました。勿論、MちゃんはH君の言葉に自分で応えることはありませんでしたが、Hくんのその一言お父さんにとっても僕にとってとても嬉しいことであり、H君の成長の成長を感じるだけでなく、0歳児と5歳児の関わりが普段の生活の中に自然な形としてあることを実感しました。また、自分より小さい子どもに接する時、どう関わったら良いかを身につけていることも伝わり、これこそ保育所(園)の大切な部分であることを再認識させてもらうと共に、そんなH君の一言を通し、H君のみならず、4・5歳児の子どもたちがクリスマス礼拝でページェントをすることを通し心身共に更に大きく成長してくれることを確信させられる出来事でした。
 さて、先月5歳児クラスに数種類のヴァルドルフ人形を頂いたのですが、その人形を3歳児のKちゃんが一生懸命におんぶ紐を使っておんぶしようとしていました。ところが思うようにいかないので犬が自分の尻尾に必死にじゃれ合っているかのような感じ!!そこで「Kちゃん手伝ってあげる?」と声をかけたのですが「いいの!」と言って結局は抱っこしていました。でもそんな子どもたちの姿は何とも可愛らしいものです。2歳児の中にはそんな人形たちお昼寝のときの必須アイテムにしている子どもたちがいます。新しいヴァルドルフ人形が卒園記念品として卒園する5歳児の保護者の方々から保育園に頂けることになりました。そのことに感謝し、人形たちが子どもたちの仲間として受けいれられることを願っています。
2010年12月16日(木) No.287 (園長日記)

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