Diary

嬉しいなあ


 日々子ども達と共にクリスマスの準備を進めています。さてその忙しさの中にホッとする時間を与えてくれたのが12月のハープコンサートです。そして今回は12月という事で「クリスマスコンサート」となりました。礼拝堂に入ってきた子ども達は正面テーブルに飾られてある羊毛人形を見つけて「あっマリアさんだ!!」といつものハープコンサートとは違った雰囲気に気付く子どもの姿が見られました。又、3年程前から羊毛の人形を触ったり見たりしている事で人形にも興味を持つ姿を嬉しく思い、その年齢ごとに「クリスマスの出来事」が伝わっている事も感じました。クリスマスを迎えるにあたり、それぞれが喜びの気持ちを持って当日を迎える事が出来たらと思います。その為に私達が自分達に出来る事を考え、子ども達に援助したり与えたりする事が出来る様にしていきたいと思います。
 実際に「クリスマスコンサート」が始まり「♪ベツレヘムの小さな町で」やアイルランドの曲「♪マリア様の子守唄」「♪ジングルベル」等数々の素敵な演奏を聴かせて頂きました。子ども達の知っている讃美歌も演奏して頂き一緒に歌う時間もありました。中でも今日の一番は、ハープとギターとトーンチャイムのコラボレーションでお届けした「♪きよしこのよる」でした。静かな教会にきよしこのよるの素敵な演奏が響き渡り、子ども達は音色に耳を傾け静かに聞いてくれました。演奏が終わると1歳児クラスのH君が「もういっかい」と一言。嬉しい言葉を言ってくれました。会場には温かい笑いと拍手が沸き起こりました。しかし他にも石塚さんが素敵な演奏を弾いて下さる予定でしたので、残念ながらアンコールには応える事が出来ませんでしたが、演奏した私達にとってとても嬉しい言葉でした。また3歳児クラスのSちゃんは「涙が出そうだった〜」と子ども達の素直な表現に私達保育者もやって良かったと素直に思いました。そして全てが終了してから、ハープを演奏して下さる石塚さんが「トーンチャイム、ギター、ハープそれぞれが主張しすぎず、其々に良い音色を響かせていてとても良かった」とお言葉を頂きました。私はその言葉を聞き、私達も子ども達の良さを引き出しながら自分達に出来る事を出し合い、子ども達の為に響き合える仲間でありたいと思いました。
 最後にトーンチャイムを演奏してくれる時に石塚さんが白い手袋を貸して下さり、白い手袋を付けて演奏したのですが、その姿を見てH先生が「ラッ○ア○ド○ターみたいでした」と声を掛けてくれ、子ども同様色々な所をしっかりと見ているのだなあと思いました。
2010年12月09日(木) No.283 (保育日記)

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