保育日記

さあベツレヘムへいこう

保育園の掲示板にはクラス毎の子どもたちの生活の様子が担任によって書かれています。その子どもたちの様子をご覧になっているのは保護者の方々だけではないようで、昨日、散歩から帰ってきた２歳児の担任Ｍ先生が掲示板をご覧になっていたおじいさんに「ベツレヘムにみんなで行くのですか？ベツレヘムってどこですか？」と質問をされたというのです。実は今月の聖句がルカによる福音書の「さあベツレヘムへいこう」という聖書の言葉なのですが、掲示板に書かれていたその聖書の言葉をご覧になり、子どもたちがみんなが遠足でベツレヘムに行くと思った様なのです。そこで、Ｍ先生はベツレヘムがどこなのかといった事を説明してくれたというのです。そのＭ先生の説明を聞いて納得してくださったのか、おじいさんは歩いて行かれたようですが、このことを通し、不特定の方が掲示板をご覧になり、保育園での子どもの様子やクリスマスのことを知って頂くこともあるんだなあ、と改めて思わされました。そのためにもしっかりとした情報提供をしなければなりません。
　さて、秋から冬へと季節が替わり、保育園の花壇の花もパンジーとビオラ、そして菊の花ぐらいになってしまいました。その菊の花を今朝数人の子どもが摘み取り「園長先生しゃがんで！」と言うのでその通りにすると僕の頭に摘み取った菊の花びらをかけてくれるのです。その時の子どもたちの嬉しそうな顔と声！！それはまるで結婚式のフラワーシャワーのようでもあり、葬儀の際に棺に花を供えられているかのようでした(^^;)

2010年12月09日（木） No.282 (園長日記)

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