Diary

今日は何の日


1941(昭和16)年12月8日午前3時19分(現地時間7日午前7時49分)、 この日は皆さんご存知の通り、日本軍がハワイ・オアフ島・真珠湾のアメリカ軍基地を奇襲攻撃し、3年6箇月に及ぶ大東亜戦争対米英戦(太平洋戦争)が勃発した日です。あれから69年経った今でも世界からは戦争が無くならず、つい最近では隣国である韓国に砲撃が与えられるなど何ともきな臭い世の中です。
 そしてもう一つ、1980年12月8日ジョン・レノンが、ニューヨークの自宅(ダコタハウス)を出たところで射殺されるという衝撃の死を遂げた日でもあります。ジョン・レノンは不遇な家庭環境で育ちますがビートルズを結成し世界的人気を得て数々の名曲を作り出します。結婚、離婚、ビートルズ解散等を経て、その後、二度目の結婚相手であるオノ・ヨーコとの間に生まれた長男(ショーン)を育てるために約5年間音楽活動を控え『ハウスハズバンド(主夫)』として過ごします。そんなジョンは世界でなくならない戦争を憂い、世界の平和を祈り様々な活動を行うと共に多くの曲を作りました。中でも名曲として多くの人の心をとらえ、今でも歌い継がれている曲が有名な『イマジン』です。その歌詞には、「天国も地獄も、国も宗教もないと想像してみよう。すべての人が世界を共有し平和に暮らしている姿を…。」とあります。この願いはいつ叶うのでしょうか?そして、奇しくも、太平洋戦争の始まりと、平和を願うジョン・レノンという一人の人の死が、同じ日であることに皮肉さと不思議を感じます。
 今、保育園の子どもたちは世界中で何が、どんなことがおこっているかは殆ど知らないけれど、平和のしるしとしてお生まれになって下さった『イエスさま』の誕生日をお祝いするために様々な取り組みをしています。少なくとも、この子どもたちが大きくなる頃にはジョンが願っていた世界平和が実現出来ることを願い、自分たちができる事をしていきたいものです。
最後に、ジョンがもし生きていたらその後どんな曲が生まれていたかなあ!?そんな事を思い浮かべます。
 
2010年12月08日(水) No.281 (園長日記)

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