Diary
あいさつ!
「○○くん・○○ちゃんおはよう!」「おはようございます」「おねがいします」「いってらっしゃい!おあずかりいたします!」といった子どもたち、保護者の方々とのあいさつで始まる保育園での一日の生活。時にはぐずっていたり、やけにハイテンションだったり、子どもたちも大人同様、その日の朝の気分や心の中が行動として現れるようです。中には僕が声を掛ける前に「えんちょうせんせい、おはよう!」と大きな声であいさつをしてくれたり、「Good Morning!」と英語であいさつをしてくれる子どもがいたりします。そんな毎日を子どもたちと過ごしているのですが、実は先日職場体験に来た大河原中学校の男子生徒数名が「おはようございます」と挨拶をして登校してくれるようになりました。この生徒達は決してやらされて「おはようございます」と僕に挨拶をしているのではなく、自発的にしてくれているのです。そんな姿に朝から力づけられます。
さて、今朝4歳児の男の子数名はしゅりけん作りに夢中で、「えんちょうせんせい、これでしゅりけん作って」と言って二つに切った折り紙を僕の所に持って来ます。ところが、子どもたちが自分で切って持って来るので切られた折り紙のサイズがてんでバラバラ!!そのためそのサイズの合わない折り紙でしゅりけんを作るのは結構至難の業!それでも何とかかんとか作って上げると満足そうに握りしめ子どもたち同士で遊んでいました。その中の一人のk君がお礼を言いたかったのでしょう「園長先生、いつも聖書のこと教えてくれてありがとう」と言ってくれるのです。そこで「ありがとう。でも、上手に話せなくてごめんね!」と返事をすると「園長先生、体悪いの!?」と質問してくるではありませんか。「ちょっと頭が変かな?!」と返事をするとk君はしばらく「・・・・」でも何かを感じたのでしょう「ふ〜ん!」と捨て台詞?!を残しみんなのところに行きました。彼はきっと聖書の話しを通してしゅりけんのお礼を言ってくれたのでしょう。「おはよう」や「ありがとう」「おねがいします」「さようなら」といった基本的なあいさつをはじめ、全てのあいさつは決して言わされるものではなく自発的にするから気持ちが伝わるのだと確信させられました。k君、またしゅりけん作って欲しいときにはいつでも言ってね!毎日折り紙を切っているとバランスよく切る事もできるようになるからね…。
ところで、このところ、また各クラスでさつまいもを使ったクッキーやケーキ作りが行われています。今日も3歳児と4歳児クラスでそれぞれお菓子作りがなされ、職員室の僕のところにお裾分けが届きました。こんな時にはしっかりと「ありがとう!いただきます!」そして食べた後には「ごちそうさま!おいしかったよ」とあいさつしなければ!!
2010年11月18日(木)
No.265
(園長日記)
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