保育日記

大興奮！！

今日はお天気に恵まれ、予定通り柴田農林高等学校の畑に３歳児～５歳児が芋掘りに出掛けて来ることが出来ました。派手なサッカー教室のバスをお借りして仙台から保育園に出勤したのですが、子どもたちは僕の顔を見た途端「園長先生、バスは？」とか「いつ芋掘りにいくの？」「早く乗せて」と興奮状態で話し掛けて来ます。それくらい子どもたちにとって芋掘りやバスに乗る事が特別なことなのでしょう。いざバスに乗り畑に向かうと「あっ！カ○チが見えてきた！」とか「ここ、芋煮会に行くとき通った！」と大喜び。中には「ここ僕の家だよ」と一生懸命にお友だちに教える姿が見られました。見えるものや喜ぶものが何とも地方色が出ていて大河原ならではで良いなあ！と思いました。この子どもたちが東京スカイツリーや新宿の高層ビル群を見たらどう思うだろうか？それもちょっと気になりました。
　さて、畑では４人もの先生方が子どもたちを待っていて下さり畑から芋を掘り出すお手伝いをして下さいました。子どもたちが掘った芋の総重量は130㎏！！よくよく昨年度と比べてみると、20㎏少ないものの十分な収穫となりました。芋掘りに行くことが出来なかった子どもたちのために、掘ってきた芋を砂場に埋め、芋掘りごっこを楽しむ事ができました。また、昨年度同様、２歳児はバスで町内一周に出掛けました。昨年度は本当に短い距離だったのですが、今年は子どもたちと先生たちのリクエストでトンネルを抜け昨年より沢山走ることができました。子どもたちがこんなに喜んでくれる姿を見ると、保育園にバスがあればいつでも運転してあげるのになあ！！そんな事を思いました。今日収穫した芋は一週間ほどすると甘みが増すとのこと。今後このお芋たちが子どもたち、先生たちの手によってどのように調理されるか楽しみです。
　掘るといえば、2010年8月チリの鉱山で落盤事故起こりました。そして作業員33人が地下700mの避難所に閉じ込められていましたが、今日、全員救出完了したとのこと。今朝バスを運転しながら聞いていたラジオによると、この鉱山では銅を採掘をしていたとのこと。チリでは鉱山での収入が大きいのだと思います。しかし、何故そこまでして銅を掘らなければならないのか、驚くばかりです。そして、33人の命は助かったのには祈りや前向きな姿勢、統率力などがあったということが新聞などには書かれていました。それにしても二ヶ月以上、土の中にいる事を考えると…。やはりこれは奇跡なのでしょう。本当に良かった！！

2010年10月14日（木） No.233 (園長日記)

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