Diary

子ども達から教えられた事


 今日はホールで栄養士のE先生の下4、5歳児「健康保育」が行われました。思えば健康とは心身ともに健やかで丈夫なことであり、身体のどこか一つでも調子が悪かったり上手く働かなかったりするととても違和感を覚え、健康であることに改めて感謝する機会にもなるように思います。私事ではありますが2カ月程前急に左耳の聞こえが悪くなり、音や声が聞こえにくく、不安でとても辛い思いをした事を思い出します。讃美歌の音程も外れ(それは耳の調子が良くても起こりうるかもしれませんが)私はすぐに耳鼻科に行った結果、耳に少量の水が入っていたとの診断で、元通り耳は聞こえる様になりました。今まで当たり前のように思っていた事が不自由になって初めて健康であることのありがたみに改めて気付き感謝した出来事でした。
今日は健康な身体を作る為の食べ物が色々な役割を果たしその食べ物を平均的に摂取することで身体は作られていくという話を聞きました。ご飯やパンの様な炭水化物は車でいうガソリンの様な働きをするもので人が大きくなるために必要なものである事、肉や魚等のタンパク質は骨や肉を作ってくれる働きをし、緑黄色野菜などのビタミンは骨等を作る働きを手伝う役割をしている事を絵や遊びを通して分かりやすく教えて下さいました。健康保育の中では話を聞くだけではなく、実際にどのグループの仲間か自分達で考えてみる時間もあり子ども達は皆真剣に考え、盛り上がりました。その中で魚がどのグループに当てはまるかという質問があり、一生懸命考えた結果外れてしまったYくんとRちゃんが涙する場面がありました。私はY君とRちゃんが流す涙を見て、真剣に考え取り組んでいるからこそ出てくるものだと思い一生懸命考えている事にとても嬉しい気持ちになりました。たまたま今回正解にはなりませんでしたが、間違えた事で覚える事も出来たし何しろ一生懸命考えた過程がとても大切だった事を気付かされ、正解・不正解だけではないもっと大切な事がある事を子ども達の姿から改めて考えさせられました。今日の健康保育をきっかけに益々自分達の身体を作っている食べ物に興味を持ち作って下さる方々に感謝する事が出来たらいいと願っています。
 最後に今日の健康保育の中で「食べ物にはそれぞれその食べ物にしか出来ない役割がある」という話を聞き私達保育者もその人にしか出来ない何かを持ち、日々研鑚し子ども達の為に努力を続けていきたいと思います。
2010年09月28日(火) No.221 (保育日記)

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