Diary

深まる秋


朝夕寒さを感じるようになり秋が深まっていることを実感します。園庭に出たり郵便局まで自転車を漕いでいると、どこからともなくキンモクセイの何ともいえない香りが漂ってくるようになりました。保育園にも二年前の卒園記念として北側の園庭にキンモクセイを植えて頂いたのでもう少しすると子ども達も良い香りに気が付き何かしらの反応を見せてくれることでしょう。何しろ子ども達は大人が考えている以上に色々なところを見ていて、先週も教会の入り口近くに移植したヤマボウシの実が赤く実ったのを誰かがしっかり見付けたらしく、いつの間にか収穫されていました。ところが、このヤマボウシの実が食用になることは知らなかったようで、収穫されたヤマボウシの実が園庭に無惨な姿になっていました。本当はもう少し赤く熟してから子ども達の口にと思っていたのですが…。子ども達の手の届かない所で何とか順調に育っている実が赤く実ることを期待したいと思います。
 さて、今日の礼拝後、5歳児が何やら楽しげな声を上げ園庭に並んでいるのです。何をするのか聞いてみると「今からリレーするんだあ〜!」とやる気満々なのです。担任のM先生と色々話し合いを済ませ、いざスタートと相成りましたが、タッチした後とんでもない方向に走り出す子どもがいたり、普段上手にボール遊びをしているT君は走るのが苦手そうだったり。見ていて思わず顔がにやけてしまいました。狭い園庭ですが、北側の園庭等の使い方次第で結構面白いリレーになります。そして、一生懸命に走る5歳児ならではの姿を見て、改めて体力が付き集団で活動する楽しさをも知ってくれた事を実感します。この子ども達の姿を遊ぼう会でもご覧頂くために色々趣向を凝らしているようです。さて、当日どんな姿を見せてくれるでしょう!?楽しみです。
 夕方5時過ぎ、4歳児クラスのM先生が畑の手入れをしていたので手伝いをしていると、園庭のお家の二階から5歳児の子ども達の賑やかな声が聞こえて来ます。何をしているのかと思えば、な・な・なんとロープを使ってテーブルを運び入れようとしているのです。そう、正に『○ー○引越センター』のお兄さん達のように!近くで見守っている先生達によくよく話を聞いてみると二階でBBQごっこをするという事らしく…。本来であればロープの使い方やテーブルを運び込む何てことは好ましくないのかも知れませんが、子ども達が自分達で工夫をしテーブルが落ちないように柱にロープを結びつけたり、役割分担をしながら悪戦苦闘する姿を見ると止めるわけにはいきませんでした。(勿論止めるつもりもありませんでしたが)暫く遊んだ後、今度は自分達で運び入れたテーブルを上手に降ろし片付けてくれました。BBQごっこが満足出来ていたとすれば幸いです。そんな事を考えながらおもちゃの片付けをしていると保育園の前をこの季節ならではの音を立ててゆっくり走る軽トラックが登場!!そうです“や○い○屋”さんがもうやってきたのです。やっぱり秋が深まったということなのでしょう。でも何故、保育園の前になるとあんなにゆっくり走るのでしょうか?時には止まるのですから…。お芋好きのH先生のためかと思いきやH先生はさつまいもではなくじゃがいもが良いのだとか。やっぱりド○ツにお嫁に行かなければ。
2010年09月27日(月) No.220 (園長日記)

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