Diary

的確です!


保育園の一日の生活の中で「ねえ、ねえ、園長先生」と子ども達から何回声を掛けられているでしょうか?きっと、言葉をしっかり話せない0、1歳児の子ども達の言葉にならない呼びかけを含めると恐らく驚くほど多く声を掛けてもらっていると思います。しかし、申し訳ないのですがその多くの言葉に反応してあげることが出来ていなかったり気付いてあげられないでいるのも紛れもない事実なのだと思います。
 さて、何故こんなことを考えているかというと、5歳児のKちゃんが今日僕の左手を握り、薬指の指輪を触って「ねえ、園長先生、園長先生って結婚してるの?」と聞いて来るのです。「うん!してるよ」と答えると「ふ〜ん!誰と?」と立て続けに聞いてくるので「Kちゃん」と質問をしたKちゃんの名前を言うと、大慌てで手を離し「えっ!違うよ!」と言うのです。そして、今度は「わかった!T先生でしょ!」と普段、薬指にをしている0歳児クラスのT先生の名前を挙げるのです。「残念だけど、T先生には素敵な旦那様がいるんだって」と話すと「ふ〜ん。じゃあ誰?」とまた聞いて来るので「M先生!」と担任の名前を言うと「え〜違うよ」と一蹴。「じゃあM先生」と別なクラスの先生達の名前を出したものの、全く納得してくれない表情。そこで、「Kさん!」と職員室でいつも一緒に仕事をしているKさんの名前を言うと合点がいったのか「うん!」とすぐにうなずき満足げな顔をしていました。それにしてもM先生達の時は一蹴されたのに…。子どもの感覚が本当に的確なのには脱帽です。もし「M先生」といった時、Kちゃんが「ふ〜ん」と納得しても、そのことをM先生達に話したら、恐らく、とても残念ですが、絶対に(間違いなく)M先生達から苦情がくるでしょう(>_<)。勿論Kさんからも(^^;)。

※今日、2歳児クラスではゴーヤを使って天然酵母のゴーヤパンを焼きました。「予定していた通りには膨らまなかった」ということでしたが、M先生が職員室に届けてくれた焼きたてのゴーヤパンはモチモチしていて、口の中にはほんのりゴーヤの苦みが残りとても美味しい出来だったと思います。でもゴーヤがパンの材料になるとは驚きでした。さて、次はどんな作品!?を口に出来るか…。楽しみです!
2010年09月08日(水) No.203 (園長日記)

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