Diary

待ちに待ったぶどうの収穫


二年前に卒園記念として植えて植えて頂いたぶどう(ナイアガラ)が収穫の時期を迎えました。子ども達はこれまで、ぶどう棚を見上げ「早く食べたいなー」と心待ちにしていたこともあり、ほんの少しずつ(数粒)でも大喜びをして食べていました。5歳児は保育の中で担任と収穫。その他の子ども達の分は子ども達が給食を食べている時に収穫に行ったのですが、思ったよりもしっかりと育ってくれていました。そんなぶどう棚には蔓の色に擬態したアゲハチョウの幼虫がいました。ここなら子ども達に見つかることも捕獲されることもないのできっときれいな羽を広げ飛び立つことでしょう。狭い園庭でもこのところ本当に様々な虫たちが来るようになりました。これも、卒園記念に植樹して頂いた木や子ども達が育てている野菜や果物につられてやって来るのだと思います。そして、そんな変化に子ども達は敏感に気づき、今日も「園長先生、アリがダンゴムシ運んでる!!!」と教えてくれました。大人になると、特別感動したりすることがないようなことにでも子ども達は目を向け喜びや気づきを持っています。まだまだ暑い日が続きそうですが、子ども達は秋から冬にかけて収穫できる野菜を植える(種を蒔く)ために準備を始めています。狭いながらにも出来ることは必ずあります。子ども達が満ち足りた日々を過ごすことが出来るような工夫と配慮をしていきたいと思います。
 さて、4歳児は今日、スイカに続いて収穫したカボチャを使ってカボチャのパンケーキ(ホットケーキ)作りをしました。僕がクラスに行ったときには既に歯形が付いた形の崩れたパンケーキが残っていましたが、子ども達の表情は満足げで、「園長先生も食べて良いよ!」と言ってくれたものの、さすがに遠慮しておきました。そして、プール掃除の後に食べたスイカの味ですが、前回同様、結構甘く美味しく食べることが出来たとのことです。スズムシも思わぬボーナス!?を頂けたのでこれから益々良い音色を聞かせてくれることでしょう。掲示板でもクラスの様子が書かれていますが、9月に入り0歳児クラスに二人の子ども達が入園してくれました。その一人であるHちゃんの兄のY君は妹のことが気になって仕方ないらしく時々二階の0歳児クラスを覗きに来てくれます。でも今日ばかりはカボチャのパンケーキにはかなわずクラスでしっかり食すことに集中していたようです。
2歳児のMちゃん、Hちゃん、Aちゃん達は朝からドッジボールをお腹に詰め込み妊婦さんに変身し、それはそれはご満悦でした。でも臨月といったお腹の膨らみで足下が見えず缶ぽっくりのような遊具で遊ぶのは大変そうでした。妊婦さんだったら絶対にしないことをするのが子どもの世界なのです。だから我々は毎日飽きないのです。来週の金曜日はおじいちゃん・おばあちゃんありがとうの会が開催されますが、多くの参加申込みを頂き有難うございます。初めて企画した味噌作りが皆さんの力をお借りし楽しく、充実したものになるように願い準備を進めたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

2010年09月03日(金) No.200 (園長日記)

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