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保育園での教育って?
小学校に入学した子どもたちが、保育所や幼稚園等から小学校への生活の変化にうまく適応できず、学習に集中できない、教師の話が聞けずに授業が成立しないなど、1年生で学級がうまく機能しない状況である小1プロブレムのことが今日の新聞(地方紙)に書かれていました。
遊びや直接的な体験を中心とした幼児期の教育と、知識を教えられて身につける教科の学習を中心とした小学校教育は教育内容や指導方法が異なります。しかし、本来は、幼児期の教育と義務教育での子どもの発達や学びは連続するものでなければならないと思います。幼い時期には幼いときなりに学ぶことが沢山あると思います。そして、それは今話題になっている○○式のように何かを強制的に教え込み子ども達に上手にさせることでも早期教育といった目に見える結果・成果を求めるというものではなく、遊びのなかでの「楽しい」「悔しい」「なぜ」「どうして」「快」「不快」といった感情体験であると思います。
新聞によると『問題を起こす児童の就学前の環境は保育所51%、幼稚園48%だった。』とのことです。なぜ幼稚園出身の子どもより保育園出身の子どもの方がパーセンテージが高いのかいささか疑問ではありますが、「保育所に通う子の半数弱が午後10時以降に寝ている」とのデータもあるとのことです。みなさんのお子さんはいかがでしょうか?
保育園では今後もそれぞれの年齢に必要な関わりと経験をしていければと思っています。そしてその自然な結果が子ども達の育ちとして遊ぼう会などでご覧頂ければと思っています。そして、5歳児が就学した後、小1プロブレムと言われるではなくノープロブレムと言ってもらえる子ども達を育てていきたいと思います。
2010年08月31日(火)
No.195
(園長日記)
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