保育日記

せみととんぼのコラボレーション

　今日外で遊んでいるとＴ君が「せんせい！とんぼ！！」と空を指差し教えてくれました。私は自分の耳とＴ君の事を少し疑いながらも空を見上げると本当にとんぼが飛んでいるではありませんか。こんなに暑くて汗をかきながら過ごしているのに季節はもう秋なのかと思い不思議な気持ちになりました。その傍らでは「ミーン　ミンミンミン」と蝉がないていて何とも不思議な季節のコラボレーションを感じていました。その後プールで遊んだ時には「きもちいい～！」と北○○介に負けないくらいの歓声をあげ遊ぶ子ども達です。そんな中Ｋ君は何だかしょんぼりした表情をしていたので「どうしたの？」と聞いてみると「あ～あ早く秋にならないかな～」と一言。話をきいてみると毎日の暑さに涼しい秋が待ち遠しくなったようでした。暑い夏は嬉しいけれどここまで暑さが続くと秋が待ち遠しくなる気持ちも分かり思わず共感してしまいました。また今日は１０時３０分よりホールで健康保育が行われのぞみ組とあい組が合同で参加し栄養士から「夏に美味しい野菜」について話を聞いたり触れたり匂いを楽しんだり味わったりしました。きゅうり、トマト、ズッキーニ等野菜の名前を当てながら健康保育が進む中「この野菜の名前は何でしょう？」との質問に子ども達は「・・・？」「大きいきゅうり」「ズッキーニ」等答えてみるものの不正解。正解は冬瓜（とうがん）でした。冬瓜の匂いはきゅうりの匂いととほぼ同じで子ども達は「ほんとうだー！！」と驚いていました。（後日談ですが実は私も冬瓜の野菜の名前が分からなく聞かれたらどうしようとドキドキしていました。もっと勉強しなくてはと痛感させられました。）しかし、私も含め実際に本物の野菜を目で見て触って感じることは興味・関心に繋がり実際に給食として出して頂いた時に感謝の気持ちも増すのではないかと思うのです。最後にスイカときゅうりを食べてＭちゃんが「今日保育園来て良かった」との一言。Ｍちゃんの様に一日を振り返った時に「今日保育園に来て良かった」と思える出来事が一人ひとりの心にある事を願いつつ過ごしていきたいと思います。

2010年08月04日（水） No.174 (保育日記)

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