Diary

プレ夏祭り


 今日は保育園の二階ホールにて“プレ夏祭り”が行われました。0歳児から5歳児までの子どもたちが二階ホールに上り、釣り、水ヨーヨー、射的など自分の思い思いのコーナーを自由に回り楽しそうに遊んでいました。特に、水ヨーヨーコーナーは大人気で4・5歳児は色とりどりのヨーヨーの中から自分のお好みの色のヨーヨーにねらいを定め上手に釣っていました。しかし、年齢の低い子どもたちが上手に釣れるはずもなく、釣るのではなくしっかり手で取っていました。戦利品の!?ヨーヨーは本日持ち帰る事になっていますが、降園する頃にはサイズが一回り小さくなっているかも知れません。ご了承下さい。
 さて、今朝のことです。子どもたちの迎え入れをしていると、どこからか素敵な曲が響いてきたのです。子どもたちを送って来た、どなたかの車から響いているのかと思っていたのですが、よくよく耳を澄ませば保育園の二階ホールからピアノの音が響いていたのです。丁度登園してきた3歳児のS君のお母さんも、その音に気が付いたようで「あれ、ピアノ?」と小さな声でS君につぶやきながら門を通って行かれました。決して上手とは言えない練習中の讃美歌でしたが、朝から気持ちが良くなりました。ウィーンやザルツブルグではあちこちから素敵なヴァイオリンやチェロ、ピアノの音が響いていて正に音楽の都といった感じがしましたが、保育園もまんざらではないのかも知れません。そんなピアノを聞きながらグリーンカーテンとなってきたゴーヤやもっこうばらの成長を喜びながら手入れをしていたところ、大きな蓑虫を見付けました。そこで、子どもたちに「これ何だか知ってる?触ってみたら!」といって渡すと、その見た目と何やら動き出した感触に子どもたちは敏感に反応し「園長先生がやって!!」と、その蓑を開けることを指示するのです。すると案の定、結構大きな蛾の幼虫と思われる虫が姿を現しました。普段とても活発な5歳児の男の子でもその幼虫には手が出ず「いらない!園長先生が何とかして」と言い出す始末。その後も次々登園してくる子どもたちにも声を掛けてみるのですが、やはり反応はいまいち。仕方がありません。自分が小さい頃にしていたように、その幼虫をアリの巣の入り口に置いてみることにしました。すると突然のプレゼントに喜んでいるのか驚いているのか巣からアリたちが沢山現れ、幼虫との格闘が始まりました。自分でも何と残酷なことをしているのだろうと思いながらその姿を見ていたのですが、こんなことを見ている時は時間があっという間に過ぎ飽きないのです。また、4歳児の保育室前にもつぶれた幼虫がいたらしく、「園長先生ここにも死んだ幼虫いるから持って行って」と言われ、その幼虫もアリの巣の入り口へ…。アリたちは既に先程の大きな幼虫を巣の中に運び込んでしまっていましたが、そこへまた同じような幼虫が届くのですから普段アリ得ない夏のボーナスにさぞかし驚いていることでしょう。そしてきっとこう言っているはずです。「アリがとう!」って。またおやじギャグですみません。

※本日のおまけ。
 今朝「駐車場に落ちていました」とT君のお母さんが鍵を届けてくれました。「有難うございます」とお礼を言って鍵をお預かりしたのですが、その鍵は以前にも落とし物としてお預かりしたことがあり見覚えが…。何しろ某野球チームのマスコットが付いているので間違いなくSさんの物でしょう。担任に預けておきましたのでお迎えの際にお受け取り下さい。
2010年07月09日(金) No.157 (園長日記)

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