Diary

念願適って


今朝、自宅を出たときには仙台は小雨が降っていましたが、“ぶどうの間引きをしたい”という願いが神さまに届いたのか、大河原に着いたときには雨が降った気配もなかったので“今日こそぶどうの間引き実行”を決意をすることが出来ました。子どもたちの迎え入れをし、職員の打ち合わせを終えた後、早速、脚立とハサミを準備し、いざ「ぶどう狩り」を始めようとすると、予想通り「園長先生何するの?」と数人の子どもたちが『ハーメルンの笛吹』のお話しのように後を付いてくるのです。「なにすると思う?」と聞くと「わかんない」と返事が返ってくるものの、何かを始めようとすることだけは確かな園長の不穏な様子に子どもたちの目は興味津々!!「あのね、ぶどうを採るんだよ」と話すと一層、目が輝き出し「いいなあ〜」という声が上がりました。子どもたちは脚立に登り適当にぶどうを間引いている僕を見上げ、いかにも食べてたそうな表情で見るので「食べてみる?」と聞くと「…良いの?」と、また返事が返ってきます。「どんな味か分からないけど、食べてみたら」と言って間引いたぶどうの小さな房を分けるとしっかり水道で洗い、口の中へ。するとどうでしょう、それまで輝いていた表情が苦虫を噛んだような表情へと変わり、いかにも美味しくないと言っていることが表情から読み取れました。勿論この僕が味見をしないはずはありません。そして、この時季のぶどうがいかに未完成なのか?!思い知らされた気がします。
 さて、今日は久しぶりにピザ釜に火を入れました。実は3歳児クラスが教会をお借りし、クッキー作りをする予定だったので、その内のいくつかをピザ釜で焼いてみたかったのです。立ち上る煙に「くさーい」とか「けむ〜い」という声が聞かれる中、5歳児のMちゃんは「うわあ〜。綿あめみたい」と子どもらしい表現をしていました。子どもたちが一生懸命作った生地を釜に入れると、あっという間に美味しそうに焼き上がりました。4歳児クラスも先日のリベンジで小さなpizzaを作り焼くことに。こちらも美味しそうに焼き上がり、給食前にほんの一口いや、ひとかけずつ食べ「今度はお互いが作ったお菓子などを交換できるようになると良いね」そんな声が聞かれました。このようなグリリングは子どもたち以上に大人が夢中になってしまいます。僕が以前勤めていた幼稚園の保育室の暖房は『薪ストーブ』か『だるまストーブ』だったため、薪を燃やす香りや音が溢れ、あちこちのクラスからクッキーやケーキ作りの甘い香りや美味しそうな香りがしたものです。保育園でも夏祭りで美味しいものを食べて頂くことも考えています。現在色々な準備を進めていますのでご期待下さい。そして、きな臭い子どもたちの洗髪やたっぷり匂いの染み込んだ服の洗濯をお願い致します。僕は帰りの電車の中で「何だかあのおじさん臭いぞ」と高校生に噂をされそうで心配です。
2010年07月02日(金) No.151 (園長日記)

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