Diary

花のように綺麗な心


 今日はお家から持って来て頂いたお花を持ち寄り各施設を訪問してきました。どの施設でも訪問先では皆さんあたたかく迎えて下さり子ども達はお花を届け、神さまのお手伝いをしてきました。今日はその中の一つケアホーム「さくらの杜」でのエピソードをご紹介します。「さくらの杜」に着くとおじいさま・おばあさまはホールに集まり待っていてくれました。讃美歌「このはなのように」をプレゼントすると喜んで大きな拍手を頂き握手をし交流してきました。握手をする時に「ありがとう、ありがとう」「何歳なの?」「かわいいね」「またきてね」と声をかけて下さるおじいさま・おばあさまの中に子どもが「あくしゅしよう」と声を掛けると躊躇しなかなか手を出してくれない方がいました。しばらくするとそのおばあさまは子どもをじーっと見つめ、躊躇していた手を伸ばしてくれました。そして握手をし、子どもの目を見るおばあさまの目には涙がたまっていました。言葉にはならない思いが涙になり握手をしてくれた姿を一部始終見ていて私達も胸と目頭が熱くなり涙ぐむお互いの顔を見合わせる事ができなかった程です。握手した時のおじいさま・おばあさまの手の温かさは心の温かさの様に感じました。そして握手というシンプルな行為を通しお互いの心が通じた事がとても嬉しく思いました。そして私達もおじいさまやおばあさま、持って行った花のように綺麗な心をいつまでも持っていたいものだと思いました。お家の方々が花を準備して下さったお陰で神さまからの恵みを伝えてくる事ができました。ありがとうございました。 
2010年06月14日(月) No.138 (保育日記)

No. PASS