Diary

「このロバ主任に似てない?」


 今日はお忙しい中“親子遠足”にご参加頂いた方、また、保育園での保育を希望された方もお弁当の準備等にご協力頂きまして有難うございました。週間天気予報で14日が出てくる前からお天気が心配だったものの、何とか雨に降られることなく、念願の「八木山動物公園」へ遠足に行って来ることが出来ました。天気も良く、同じように遠足に来ていた幼稚園・保育園が沢山あったものの、迷子になることもなく保護者の方と一緒、或いはお友だちと一緒に自分達の見たい動物を一生懸命に見ていました。特に5歳児ともなると体力も付き次から次ぎへと見たい動物の檻の前を移動し保護者の方が追いかけるのに大変だった感じが致しました。勿論、5歳児以外の保護者の皆さんも遠足より、普段通りお仕事をしていた方がお疲れにならなかったのではないでしょうか。何しろ帰りのバスでは、朝の喧噪が嘘のように子どもたちも保護者の方も夢の中といった方もいましたので…。
 さて、アフリカ区を素早く見た後、アジア区の熊やイノシシ、そしてロバと馬を見ていたときのことです。僕の後ろから大河原で聞くのとはまた違った耳慣れないイントネーションの結構大きなこんな声が近付いてきました。「ねえ〜、このロバ、うちの主任に似てな〜い?!」という爆弾発言に近い声が僕の耳に…。僕はその先生達の園の主任の先生が今自分が見ているロバにどれほど似ているかも気になりましたが、それより「ねえ〜、このサル園長先生に似てな〜い!?」とどこかで言われていないか?チョット考え可笑しくなりました。何しろ、ゴリラを始め、サルの檻の前に来ると、何だか他人とは思えず、ついつい足が止まりじっくり見入ってしまうのですから。
さて、僕が今日一番嬉しかったのは、2歳児のK君がお家から動物のためにといってビニール袋にリンゴやニンジンを持ってきてくれて、それを何とか食べさせたくて一日中握りしめ園内を歩いたことです。残念ながら実際に動物に与えることは出来ませんでしたが、K君と担任のY先生と一緒に飼料担当の方の所へ行き事情を説明すると、担当の方がとても喜んでくださり、特別動物たちの餌の説明をしてくれました。人間が食べるものと全く変わらない野菜や果物、パンなどが大量に準備されていたことに驚きましたが、それ以上にスペシャルだったのは、氷点下14度に保たれた冷凍庫!!そこには亀やその他の生き物が食べる魚の他、猛禽類が食する、ね○みなどが保管されていたことでしょうか。動物園を出発する間近だったこともありほんの短い時間だったのがとても残念でしたが、これまで餌付けを見たことはあったものの、裏の裏を見たことは初めてだったのでとても良い思い出になりました。K君本当に有難う!
 最後に、いつも動物園に行って感じるのですが、なぜ馬の隣が鹿なのか?これはもしかして動物園の粋なジョークなのか?とさえ思ってしまうのは『馬鹿』な僕だけでしょうか。人工飼育されたシロクマのピースで有名になった愛媛県のとべ動物園でも馬の隣が鹿だったような記憶があるものですから…。
 では皆さんまた来週元気にお会いしましょう!!週末はゆっくりお休み下さい
2010年05月14日(金) No.113 (園長日記)

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