Diary

アシカショー!?


今朝、某クラスの女の子3人が門の所で何やら楽しそうに賑やかな声を上げて遊んでいるのです。しかも、僕が朝の打ち合わせを終えて職員玄関から降りてきたのにも気付かずに…。その三人の様子をそっと見ていたところ、どうやら何かの掛け声の様子。暫く見たあと「ねえ、何してるの?」と声を掛けたら「なんだ!園長先生見てたの?」と少々照れた様子でしたがすぐに「えっ…?今、空手の練習してるんだから」と言ってまた続きが始まりました。最初は正拳突き、それが終わったと思ったら今度は腕立て伏せと背筋の鍛錬!?今朝の寒さの中、三人が並んで腕立て伏せをするのですが、どう見ても空手の稽古というよりアシカショーに出るアシカの練習か魚市場に水揚げされた生マグロ?!気持ちだけは一生懸命に腕立て伏せをしているのでしょうが、腕立て伏せになっておらず師範であるYちゃんは「あのね、こうやって、ここを曲げて」と肘を曲げる事や背筋を実際にして見せていたのですが、その指南は至難の業?といったところでしょうか。最後に師範のYちゃんが「私、園長先生より強いよ!」と鼻息を荒げていました。はい。勿論あなた達には適いません。僕はもうすぐ、アシカでもマグロでもなく、トドのようになると思いますので・・・。押忍!
 さて、このところ、卒園を控えた五歳児は数人ずつ0、1歳児などのクラスに行き、一緒に給食を食べ交流を持っています。普段から小さなクラスの子ども達に優しくしてくれているのですが、数人ずつ分かれて一緒の時間を過ごすことでより密度の濃い交流が出来るようで、給食を食べさせてあげたり、お昼寝の際に優しく布団を叩き眠りに誘ったり一生懸命です。弟や妹がいない子ども達にとってはお兄ちゃんお姉ちゃん気分を味わえる嬉しい時間、反対にお世話をしてもらう子ども達にとっては先生に甘えるのとは違ったとても嬉しい時間の様です。保育園では一番年齢が高いクラスの一員である事を自覚する良い機会のようです。また、子どもに限らず、誰でも自分達が必要とされる喜びは大切です。あと一ヶ月すると今度はすぐに最小学年になってしまいますが一人一人が必要とされている事を卒園するまで伝え続けたいと思います。
2010年03月09日(火) No.66 (園長日記)

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