保育日記

年を忘れて夢中に・・・

昨日降った雪が今朝まだ沢山残っていた大河原！通勤の電車からホームに降り立ち「仙台とたった３５㎞しか変わらないのに」と驚きながらも『子ども達はこの雪にきっと大喜びをするだろう』と朝からニヤニヤし、保育園に着くと、保育園の正門前や駐車場、保育室へ向かう道は既に、朝早くに出勤した先生が雪かきを済ませていてくれていて、安全が確保されておりました。
そんな中、休み明けで何となく気分が優れないのかT君は朝からご機嫌斜め。どちらにしろ正門で登園してくる子ども達を待つので「じゃあ、一緒に外で楽しい子としない？」と外でソリ遊びをすることを提案すると「うん！いく！」と返事をして外へ出てきてくれました。早速、物置からソリを出し、保育園の前から近所の金融機関の近くまでソリでの散歩。通勤通学の方々は朝から子どもを乗せたソリを引くおじさんが変な所を走っているのを怪訝そうな目で見ながら通り過ぎますが、T君はそんなこことを知る由もなくニコニコ。そして、いつの間にか機嫌も良くなりいつものように遊び始めることが出来ました。
　さて、その後、何人かの子ども達と雪を掻き集めジャンプ台を作り、子ども達を雪掻き用のスノーダンプに乗せ遊びました。最初は恐る恐る乗っていた子どもたちも、「おもしろ～い！！！！！」と言ってくれて乗車するための列が出来、自分の順番が来るのを待っていてくれました。随分と楽しんだものの、思いのほか雪が融けるのが早かったので、今度は誰も足を踏み入れていないであろう河川敷にソリをしに出掛けました。クラスの枠を越え、「行きたい！」と言う子ども達を連れて出掛けたのですが、今度は坂にソリを置き、ちょっと押してあげればソリは滑り出してくれます。子ども達は、誰が一番遠くまで滑り降りることが出来るか？！そんな単純な事に喜びを持って何度も滑り降りていました。“アルプスの少女ハイジ”でもハイジやペーターが楽しそうにソリ遊びをしていたなあ！そんな事を思い浮かべ、自然の中で遊ぶ事がとても大切である事を再確認することが出来ました。何しろ雪を作るなんて普通では出来ないし、オリンピック会場のカナダでも雪不足で大変なことなのですから！！そんなことを思い、気が付くと普段職員室に戻る時間より時計の針は随分過ぎてしまっていました。でも、暫く振りに子ども達とゆっくり？遊ぶことが出来ました。いやいや、遊んでもらうことが出来ました。明日、バンクーバーオリンピックの開会です。しかし、保育園では一足早くオリンピックが始まった感じでした。さて、次はいつ雪が積もり、今日のように雪遊びが出来るでしょうか？楽しみです！！

2010年02月12日（金） No.43 (園長日記)

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