Diary

何か臭いませんか?


今日は園庭で子どもたちが待ちに待った“やきいも”をしました。
随分前から楽しみにし、散歩に出掛けては落ち葉を拾い集めていたので大喜び!朝から興奮状態で、昨日新聞紙でくるんで準備していたお芋を水に浸け、それを上手にアルミホイルで包む作業を夢中でしてくれました。
今年はやきいもと同時進行でさつまいも入りの芋煮汁も作る事を計画したので、教会の集会室で野菜を切る手伝いをする子どももいたり、先生達と一緒に火の番?!をする子どもたちとそれぞれ自分の思い思いの作業を楽しんでくれました。沢山の煙に悪戦苦闘しながらも焼き上がった“お芋”を「おいしい!おいしい!」と目を輝かせて食べていました。のぞみ・あい・てんしの子どもたちは給食も園庭で食べたので“おかわり”もいつも以上!残食もいつもよりずっと少なかったようです。
 昨日・一昨日と保育園が加盟しているキリスト教保育連盟東北部会の研修会に出掛けてきました。講師は『(財)日本生態系協会』という組織の方をお迎えしビオトープ(bio-topドイツ語の造語)野生の生きものが暮らす場所の意についてお話しをお聞きしてきました。また、同じように連盟に加盟している保育園を視察研修もしてきました。この保育園は環境についてはもちろん、子どもたちの成長に大切な事をしっかり考え実践なさっていて、参考にしなければならないことが沢山あります。日本の保育園や幼稚園、学校など環境の在り方はドイツ(北欧など)とでは本当に違います。それは環境そのものの考え方の違いが如実に現れているのだと改めて思いました。思えば今から20年以上前のドイツで既にゴミの分別やアイドリングストップは当たり前でした!そして、まだまだ原風景がいたるところに残っていました。わたしたちも原風景を取り戻すと共に失われつつある原体験を与えてあげたいものです。そんなことからも今日の“やきいも”が子どもたちの五感を通し記憶の片隅にでも残る原体験となってくれることを願っています。
2009年11月05日(木) No.10 (園長日記)

No. PASS