Diary

ありがとう


「園長先生おはよう」毎朝そう言ってあいさつをしてくれる2歳児T組のKちゃんは先週から毎日赤い羽根募金のために玄関ロビーに置かれている瓶に募金してくれています。しかも時々瓶が片付けられていることがあると瓶を探し「園長先生、入れるのない!」と言ってまで募金してくれるのです。思えば夏祭りの時、熊本地震で被災した方々を覚え、くまモンのコインアートをするために献金を募った時にも毎日のように献金してくれていました。この募金や献金がKちゃんのお小遣いの中からとは考えられず、ということはご両親のご理解によって献げてくださっているのだと思い、朝の登園の際にはお母さんに、そしてお迎えに来てくださったお父さんにそれぞれお礼を申し上げると、お父さんはKちゃんの頭を撫でながら「いえいえ、したい(募金を)というものですから」とおっしゃってくださるのです。そんなご両親に育ててもらっているKちゃんは優しい心が育ち人のためになる大人になることでしょう。人間は自分が必要とされている、人のためになっていると思えることが生きるためにとても大切です。もちろん、Kちゃんは自分が献げた募金や献金がどのように使われているか知ることはできないと思いますが、Kちゃんの思いや行為は必ずやKちゃんに戻っていくと思います。同様に月曜日の礼拝の際にはどのクラスからも献金として献げられた古切手が集まります。このことも保護者の皆様のご理解、ご協力があってこそ可能なことであり、皆さんに感謝「ありがとう」という思いです。
2016年10月24日(月) No.1924 (園長日記)

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