Diary

言わんこっちゃない


研修会に参加していたため一週間ぶりの出勤となる今朝、園庭がどのように変化したか楽しみに家を出ました。そんな僕の期待を裏切ることなく、職員室から見えるところだけでも子どもたちが大喜びして遊んでいることが目に浮かぶような不思議な枝ぶりの木が立てられ、手作りのブランコができているではありませんか。また、秋田県と山形県にまたがる鳥海山から採石される「鳥海石」が組み合わされた砂場などからも職人魂が感じられますが、今週数日間で最終的にどのような仕上がり(完成)になるのか楽しみです。そんな環境に過ごす子どもたちですが、新しい丸太の遊具だけでなく別な楽しみを見つけ出します。今朝も「園長先生、柿採っていい?」と話しかけてくる子どもたちがいたのですが、その時には数人の子どもたちが柿の木に登ったり、そんな子どもたちを見上げたりしているのです。それだけではありません、すでに何人かの子どもたちの手に収穫された柿の実が握られているではありませんか。しかもどう贔屓目に見てもまだまだ甘そうに見えない色の実なのです。ところが、自分の手で収穫した柿の実ですのですぐに食べたいらしい5歳児N組のK君はニコニコしながら水道で洗い、誰にも食べられないようにといった具合に大きな口を開けて渋柿に「ガブリ」と一口かぶりつきました。その後どうなったかは言わずと知れたこと・・・。動きが止まりかぶりついた柿を吐き出しました。こんな経験をすることによって保育園の庭にある柿は甘くないことを知ることになり、今日のように取って食べることは二度とないでしょう。僕は今年は一つも実をつけていないと思っていた柿が数個も実をつけていたこと、そしてそれを目ざとく見つけ出していた子どもたちに驚きでした。いつか柿がたわわに実ったらみんなで柿取りをして干し柿作りでもできたらいいのですが。
2016年10月17日(月) No.1918 (園長日記)

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