Diary
何が見える?何をみてる?
夏の厳しい日差しとは違うものの、朝8時頃にはランチルームや2階ホールに太陽の日差しが差し込みます。そんな暖かい日差しに誘われてやって来て体中で日差しを受け止めているのかランチルームの外に置かれているテーブルの上でカマキリがこれでもかという位に全身を伸ばしているのです。その姿は獲物を狙う時の狩人とは全く違いリラックスしているようでした。ところが、ちょっと触ってみようと指を伸ばした途端、こんなに速く走ることができるんだという勢いで逃げて行きました。そんなカマキリに捕食されてしまったり、子どもたちに追いかけ回され捕まえられてしまったりするトンボ、そのトンボの目は一つ一つの目が集まっている「複眼」と言うそうで、1万個から3万個もあるというのです。その目で見える視野は上下・左右・前後、約270の角度ほぼすべて見えているというのですから、子どもたちに「園長先生トンボ捕まえて」と言われてもそう簡単に捕まえられるものではないと妙に納得する一方、上手に捕まえられる子どもたち、先生たちもいる、そして、小さい頃は簡単に捕まえていたような気がしないこともなく、これも衰えが影響しているような気がしてきます。
さて、カマキリやトンボ以上に何かが見えている様子なのが1歳児そら組のI君、Rちゃん、K君、Kちゃん、S君がたち。お昼寝を終えおやつを食べる前、保育室の窓のところへ並び、ランチルームの倉庫の方向を指差しながら(覗きながら)「おばちぇ(おばけ)が×△♯♮♭%※?!」と話し掛けてくれます。どうやら子どもたちは「お化けがいる」と言っているようですが、怖そうな様子もなく嬉しそうなのです。その話の真意は何なのか分かりませんでしたが、大人が想像する「おどろおどろしい」それとは明らかに違うようです。外国語より難しいと思えるような日本語で話す子どもたちと過ごしている先生たちのヒアリングと表情から気持ちを読み取る凄さを再確認したひと時でした。
2022年09月15日(木)
No.3384
(園長日記)
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